健康で文化的な

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みんなでショット飲んで、みんなで酔っ払って、すごく寂しくなった。タクシーに乗って早く帰りたかった。欠伸するわたしに「眠いね、大丈夫?」と声かけてきた化粧の濃いお姉さんがいて、たぶん年下だろうなあと思いながら「大丈夫です」と笑顔で返した。雨が降っていて、濡れた窓から見える街はきらきらと光っていた。あの子はお目当の彼と夜の街に消えていった。彼が違うかわいい子に対してちょっかい出すのにやきもちやいて阻止してて、かわいいなあと思いつつ、必死そうで、プライドがあるんだろうなと思った。いつどうしたら満たされるんだろうなあと思う。酔っ払うと全てがどうでもよくなる。見られていても気にしない。ある意味世界がやさしくなっていく。明るい声と笑顔とは裏腹に早く帰りたかった。お布団にもぐりたかった。それだけだった。