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タクシー

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タクシー降りて雨の中を歩いて帰った。わたしにもちゃんと寂しいという気持ちあるのに、なんでうまくいかないんだろ。

熱っぽい目がこわくて、真面目な顔でじっと見られて体の芯がぎゅって縮こまった。いつものように戻って欲しくて無駄に話を続けて、だけど目を合わせられなかった。普通に戻ってもこわい気持ちを拭えなくて、帰るには早い時間だったけれどさよならして改札を通った。振り返らず、見えなくなった辺りで早足になったのは、わたしの弱さ。
すごくすごく好きな人に同じことをされたらどれだけかなしいと思う?と言われて、すごくかなしいと思った。すごくすごく好きだった人にそう諭されて、もう全部過去なんだということもちょっとだけかなしかった。そんな自分が嫌だった。