クラシック

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最近また家でクラシックがかかるようになって、そういえば昔はいつも家で流れてたなと。足りないもののひとつはこれだったのかななんて。すごく心地よくて安心した。ピアノの音を聞きながら死ぬことが理想なんだけれど、生演奏でなくてもいいんだとわかったから、死ぬ時はクラシックを流して欲しいと思った。でもそれってきっと結構難しいのかなあなんて思ったり。死は突然だったりするからきっと。

亡くなった父がこの喫茶店で昔バイトしていたらしく、夜勤明けからの2連休なのに予定がひとつもなかったので行ってみた。なんというか、まあ、異空間だった。おじさんや男の人がぽつりぽつりと座っていた。ぬぼっとした若い男の定員さんと目が合ったはずなのに、誰も来てくれなくて、気づいて欲しくて2階へ移動。もうひとりの女の店員さんもここで働くような感じの人だった。2階では若いカップルがひそひそながらも楽しそうに話していて、そこだけ現実感があった。ずっとベートーベンが流れてたんだけど(定員さんがぼそぼそと曲紹介してくれる)、ベートーベンは激しくて、それも合わさって少し泣いた。もうほんとうにどこでも泣いてしまえる。椅子は背もたれが大きくて、電車に乗ってる気持ちになった。電車に乗るのも好きだから、永遠にここにいたいと思った。最高の現実逃避。本を読もうと思ったのだけど、スピーカーの近くに座ってしまったから読書するには音が大きすぎて、何もせずぼーっとした。誰かと行くようなお店ではないなと思った。また行きたいけれど、あんまり何度も行くのも良くない気もする。自分の人生に責任を持たなくていいなら、いまの仕事を辞めて、気持ちが元気になるまで現実逃避に物足りなさを感じるまで、ここでバイトしたいなあと思った。(もちろん働くということは大変で、ここのバイトだつて大変だと思うけど。客層独特そうだし。クラシック全くわからないし)けれど、そうではないから、働けることに感謝して、日々頑張っていかなくては。