ぐったり

足が動かなかった。
仕方ないことだっていつものことだって思ってた。行きたくないと思っても、行くんだろうなと。でも出かけて、駅までの道のりを歩いてたら、どんどん酸素が薄くなって、地面が近くなる感じがして自分がどうやって歩いてるのかよくわかんなくなった。あと5分くらいで駅だから頑張れって思ったのに、涙が出てきてしまって足が棒みたいうまく動かせなくて立ち止まってしまった。もう前に歩けなかった。立ち止まったわたしに気づいた母親に「ごめん」を言い無意識に後ずさりしながらもう無理だと伝えた。
朝日が当たる坂をひとり俯き泣きながら駅と逆方向に歩くわたしはお正月で浮きたつ人々からどう見えるのかなと思いながら、なんとか足を動かして帰ることに必死だった。休職した同期を思い(出勤して動悸と涙が止まらなくなったそう)これはつらいと思った。挫けそうになる自分をなんとか奮い立たせ、マンションのドアにたどり着いた時鍵を開ける前にもう座り込んでしまうかと思った。

誰が悪いとかではない。そういう話ではない。ただ、やっぱり無理してる。それがあるべき姿であっても将来しあわせになれなくても、合わない歯車はあると思う。あの頃と同じ。帰りたいはずの場所が、帰りたくないでも帰らなきゃいけない場所になってしまった。これもきっと贅沢で甘えなんだろう。

こんな新年は初めてで、来年もきっとこういう年越しなのかなと思うと気が滅入る。夜中も泣いてしまって、それがくやしくて、なのに朝頑張れなかった。今年はこういう年なのかな。晴れやかな気持ちになりたいと思えば思うほど涙出てくる。どうしようもない。